MacBookの注目すべき部品はSpeaktennaだった

MacBook 分解バラしでは、注目していなかったスピーカとアンテナがデザインされた部品に、実はAppleのコダワリがあったのだ。

”Some like to call it the “Speaktenna.” The black strip along the back edge of the MacBook speakers is a never-before-tried combination of speakers and antennas for Wi-Fi and Bluetooth. It’s a fairly ingenious bit of space-saving technology that teardown artists ignored. 【mashable】

MacBook がデザインされた過程で、より薄い本体を作るには Wi-Fi とBluetooth のアンテナ、音質の良いスピーカーをどう配置するかだった。これまでアンテナはヒンジ部分に樹脂カバーを採用して配置していた。ユニボディで究極まで薄くしても、樹脂パーツを使うことで厚みが増してしまう。さらにスピーカーは薄い構造であるがゆえに音質はチープ。これを何とか改善すべくデザインされたのがSpeaktennaだったのだ。Speaktennaは、ヒンジ部分のスペースギリギリまで分厚くし、最良の音質が確保できるスピーカースペースを確保しながら、Wi-Fi とBluetooth のケーブルアンテナも配置することで、スピーカーホールで電波が遮られないよう考案された部品なのだ。

082002

MacBook には、もう誰もが知っている層状のバッテリーやファンレス構造、究極サイズのマザーボード、まったく新しくデザインされたバラフライ構造のキーボードなどなど最新技術が多く採用されている。しかし、Speaktennaこそ注目すべく部品だったのだ。