斬新なデザインと価格で驚かされた初代iPod shuffle

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””すべて、偶然に任せよう。(Enjoy uncertainty.)” “Life is random.”というキャッチフレーズと共に2005年1月11日のMacworld Conference & Expoで発表された。ストレージとしてハードディスクドライブではなくフラッシュメモリが採用された最初のiPodである。【wiki】

今ではその存在する知らない世代がいるかも知れないiPod shuffle、その懐かしい初代モデル、それも未使用品を入手した。

512MBモデルと1GBモデルが用意され、1万円程度という戦略的な価格設定から、爆発的な人気で、数ヶ月の入荷待ちとなった。国内では、AppleStore sakaeのグランドオープンと同日発売開始となり大混乱を招いた。

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さすがに発売から13年以上も経過している製品なので、箱やテープ類は傷んでいるが、真っ白な本体は黄ばむことなく発売当時の美しさを保たれていた。シンプルなデザインは今見ても美しい。当時、付属のネックストラップを使って音楽を聴いているユーザがたくさんいたが、使っているうちに汗と埃で黄ばんで、使用感というより、汚ったのを覚えている。現在なら、もっと良い素材があるだろう。

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iPod shuffleは、USBメモリステックの形状でサイズも当時の同サイズであり、フリスクケースを使った改造も流行した。
当時、iPod shuffleが人気で入手困難なことから数多くのコピー製品が出回った。中でもそっくりな LUXPRO Super Tangent という製品を入手して、分解バラしも公開した。

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iPod shuffleは、転送された曲をシャッフルして聴くというコンセプトを前面に押し出した製品で、ユーザーの意思というより、音楽プレイヤーに任せるというスタイルが新鮮だった。
しかし、聴きたい曲が聴きたい時に再生されないというストレスもあったが、そこには忍耐のAppleユーザーがいたのだ。(笑)

その後、iPod shuffleは第4世代まで発売されたが、Appleマニアにとって初代iPod shuffleは特別な思いのある逸品のひとつである。これはバラさず、ガレージのディスプレイに入れる。