第4世代 Apple TV の分解バラし

第4世代の Apple TV は一般には未発売なのだが、開発者向けに出荷された Apple TV を iFixitが分解バラした。【ifixit】


新しい Apple TV は、旧モデルに比べて高さが2倍ほどあり、その内部が気になってたところだった。ifixitの分解バラしでは、その内部構成が明らかにされた。

本体の開封はそう困難ではなく、ツメを外すと底板が容易に取り外せ、分解バラしの難易度、再組み立てが可能なのだ。

第4世代の Apple TV のロジックボード上には、64bit対応のデュアルコアA8チップ、SK Hynixの2GB LPDDR3 SDRAMが搭載されている。また、ヒートシンクのサイズが大きくなり、本体の高さはこれが影響していたのだ。

分解バラしからわかった部品構成は以下のとおりだ。

・Apple A8 APL1011 SoC
・SK Hynix H9CKNNNBKTBRWR-NTH 2 GB LPDDR3 SDRAM
・Universal Scientific Industrial 339S00045 Wi-Fi module
・SMSC LAN9730 USB 2.0 to 10/100 Ethernet controller
・Apple 338S00057 custom memory controller
・Texas Instruments PA61
・Fairchild Semiconductor DF25AU 010D 030D
・DP2700A1
・SK Hynix H2JTEG8VD1BMR 32 GB NAND Flash
・NXP 1112 0206 5271B4K
・V301 F 57K C6XF G4

 

第4世代の Apple TV では、付属するリモコンが新しいデザインとなった。この Siri Remoteには、ST Microelectronics製省電力型 ARM Cortex-M3 MCU、QualcommのBluetooth無線チップCSR1010が採用されていた。Siri Remoteに搭載されたTouchサーフェスのパネル部品の詳細についても気になるところだが、今回はなぜか分解されていない。

第4世代の Apple TV は、他のApple製品にくらべ地味な製品だが、今回のアップデートはかなりそのスペックにかなり期待できる。旧モデルとなる第3世代の Apple TV のユーザも買い替えを検討しても良いだろう。