バラさんでも見てしまったよ、新しいMacBook

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4月10日の発売が待ち遠しい新しいデザインの12インチ MacBook。いつもなら、中のデザインはどうなのだろうかと気になるのだが、バラさんでもAppleがすでに公開してしまったので、ムービーで詳細を確認してみた。


これまでで最も軽く、最もコンパクトなMacのノートブックという12インチ MacBookの極薄を実現したのは、キーボードの再デザインである。

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”妥協のない完全なMac体験をデザインすること。はじめから、それが私たちの目標でした。フルサイズキーボードは、そのために欠かせない要素です。驚くほど薄いMacBookにフルサイズキーボードを組み込むため、私たちはキーボードを一から設計しました。【apple】

これまで、ノートブックのキーボードは、パンタグラフ型の跳ね上げ式の構造をしていた。2つの部品が組み合わされたデザインは機能的ではあるのだが、キートップの不安定感と接点からキートップまでの高さの限界があった。そこでAppleのデザインチームは、一からキーボードの構造をデザインした結果、まったく新しいバラフライ型とメタルバネの構造を作り出した。これが、12インチ MacBookの薄さを実現できたひとつの要素となったのだ。

世の中にあるノートブックにとって最も場所を取っている部品といえばバッテリーだろう。Appleはこのバッテリーにも新しいアイデアを取り入れた。

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”一日中使えるバッテリーを実現するためには1、MacBookのスリムなボティの内部スペースを、1ミリも余すところなく活用する必要がありました。従来の長方形のバッテリーを曲面を持つ筐体に配置すると、使われないスペースが残ります。だから私たちは新しいタイプのバッテリー技術を開発し、この筐体特有の輪郭にフィットするよう特別に形作られた、革新的な段状のバッテリーを生み出しました。

バッテリーを積層構造にして、ユニボディーならではの特性を生かしてバッテリーの形状に合わせてアルミボディーを削ってしまった。これなら、隙間を有効に使え、搭載可能なバッテリー容量がこれまでに比べて35パーセントも増え、一日中使えるバッテリーを手に入れたのだ。そして、この構造もさらにボディーの薄さを実現できた要素となった。

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”圧倒的に薄くて軽いボディを最大限に活かすために、新しいMacBookの内部の部品を一つひとつ入念に設計しました。新しいMacBookは冷却ファンを必要としないので、音を立てることなく、動くパーツもなく駆動します。

さて、ロジックボードはというと、 iPhone 6 Plus2倍程度という驚きのサイズである。これだけ小さくデザインできたのは、冷却ファンが省かれたことが大きい。さらに、各種あったポート類が USB Type C のひとつになったことも大きい。これには、 iPhone の成功が大きいのではないかと思う。携帯電話というデジタルデバイスをより小さく、より軽く、高性能にしてきたテクノロジーが生かされたのだろう。

12インチ MacBookの最新テクノロージーに感圧タッチトラックパッドがある。これもキーボードと同様にまったく新しく、一からデザインされたのだ。

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”従来のトラックパッドは「ダイビングボード」構造を採用しています。この構造では、クリックによる下方向の動きのための空間がトラックパッド下部に必要で、キーボードに最も近い表面はクリックしにくくなっています。感圧タッチトラックパッドでは、表面のどこをクリックしても感圧センサーがそれを感知し、トラックバッドをあなたの方へ水平方向に動かします。

感圧センサーにより、より均一なクリック感が得られるとともに、トラックパッドの厚みも薄くデザインすることができたのだ。

”Taptic Engineはあなたの触覚に働きかけるので、スクリーン上の動きを見るだけでなく、感じることもできます。PDFファイル上でコメントをそろえるなど、特定のタスクを実行すると、トラックパッドから指先に触覚的な反応が伝わります。

感じることができるトラックパッド? 今イチよくわからないが、要するにバイブレーションによって指先から情報が得られるということだ。これは、実際に触ってみないと表現は難しいが、指先の触覚的な反応が伝わると言えばわかりやすいのだろう。絵を描いたり、ゲームプレイなどのアプリケーションで多彩なアクションを実行できる可能性が秘められている。対応アプリもこれからどんどん発表されるのだろう。

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”余すところなく詰め込みました。余すことなく引き出せます。

Appleが言うとおり、新しい12インチ MacBookの内部は凝縮具合がハンパない。ミリ単位の削り込みがこの驚異的な薄さと軽さを実現した。

すでに12インチ MacBookを買う気満々で10日の発売を楽しみにしている。
予約はないのか、発売日に手に入れたいと毎日クリックしてみるが、何も変化はないw。今回は、バラさんでも分解画像が見えてしまって残念だけど、手元に来たらぜひとも12インチ MacBookをバラし分解して自分の目でじっくり見てみたい。

新しい 12インチ MacBookを詳しく見る。