実質6ドル程度のケーブル部品が600ドルの修理代金となる

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”Apple’s 2018 MacBook Pros Attempt to Solve Flexgate, Without Admitting It Exists.【ifixit】

MacBook Proの一部のモデル(2016,2017)で発生しているステージライト問題、2018年モデルでは2mm延長ケーブルで対策されていた。

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2016年以降のMacBook Proの一部のモデルについて、ステージライトと呼ばれている液晶ディスプレイの不具合がある。スクリーンの下部がいくつものライトで照らされているような症状だ。この不具合は、Flexgateとも言われており、フレックスケーブルの仕様が問題なのだ。
iFixitが最新のMacBook Proと旧モデルを比較したところ、ケーブル部品に2mmの差があることを発見した。

このケーブルは、アッパーケースの基板とディスプレイを接続するための薄いフレックスケーブルで、当初の設計では、その長に余裕がないため、ディスプレイを開閉するたびにフレックスケーブルにストレスがかかる。その状態が続けば、フレックスケーブルの不具合でステージライトが発生すると分析した。

このフレックスケーブルは、実質6ドル程度の部品だが、Appleの修理では液晶ディスプレイ一式のトップケース交換となるため600ドルもの修理代金になる。

話は変わるが、突然起動しなくなったMacBook (Early 2016)。数日後に再修理完了でApple修理センターから返送されてきた。

修理内容は、バッテリー一体型ボトムケースとメイン基板交換となっていた。
Apple修理センターでは、動作テストで申告した症状が認められなかったそうだが、不具合対象となる可能性がある部品を交換してくれるという対応は素晴らしい。
ユーザーは安心して使い続けることができる。

今の所問題はなかったが、キーボードの不具合についても確認してもらった。動作には問題ないということで、これも一安心。