ヒューマニティがAppleの優れたデザインを生む

”I was inherently sceptical and didn’t like using a computer at art school. I remember discovering the Mac just at the end of my course. What shocked me was that via this object I became aware of the people who had designed, developed and made it. So in a way I wasn’t actually that interested in the Mac itself, but did have a clear sense of the humanity within it […] I think you start to develop a relationship with the product, in that you feel it’s the result of the great care taken by the people who worked together to develop it. And you respond to that.【9to5mac】

Appleプロダクトデザインチームのトップである Jony Ive が追求しているのは、ヒューマニティだ。彼が美術学校で学んでいた時、それまでパソコンなどまったく興味がなかったのだが、卒業を前に初めてMacに出会い、そのデザインに衝撃受けたそうだ。そして、優れたデザイン、大ヒットとなる製品作りに必要なものは、共に働くスタッフとの人間関係が大切だそうだ。イギリスの The Financial Times は、 iPhone をはじめ、最新の Apple Watch への Jony Ive のコダワリについてインタビューされている。

インタビューの中でも興味深いのは Apple Watch の開発についてだ。

”I’m much more concerned about how we can make them as good as possible than how many we’ll sell. We’re brutally self-critical and go through countless iterations of each product

Jony Ive は、その製品がどれだけ売れるかというより、可能な限り良い製品をデザインするということを一番大切にしていることだ。過去にこんな話があった。2002年に発表された iMac 、筐体のデザインありきで、内蔵されるパーツのサイズなど考慮されず、これまでに例のない円形の基板がデザインされたのだ。デザイン優先のモノづくり、これが Apple 流のモノづくり。新製品発表のたびに我々にサプライズを与えてくれる。さて、9日のスペシャルイベント、すでに Apple Watch については春に発売という情報はあるが、その価格、発売日、アクセサリーやアプリなどまだまだ知らされていないことが多く、その日が楽しみだ。

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