製品不具合認めるも交換に応じないAnker製品

Anker 511 Power Bankが短期間に自然放電して充電ゼロになる不具合で文鎮化した。【kodawarisan

電源コンセントに直接挿して使えるデザインが素晴らしいということでAnker 511 Power Bankを購入したのは昨年6月。

KODAWARISANにレビュー記事掲載して反響をいただき、購入した読者さんも多くいた。

この製品はフル充電の状態でしばらく使用しなければ自然放電して充電ゼロになる仕様である。

この仕様は知っていたが、日常使いなのであまり気にせず使用していたが、最近使用頻度が少なくなってきて気がついた。

実は、2、3日くらいの放置で完全に自然放電してゼロになっているのだ。

これってあまりにも短期間すぎないか??

Googleで検索してみると同様の症状の報告があり、メーカーの保証対象であり交換対応されていることがわかった。

そこでメーカーであるAnkerのカスタマーサーポートへ連絡。

回答は、

“本製品が2、3日ぐらいで完全放電するのは不具合の可能性がございます。”

さらに、

“充電後USB-C&Lightningケーブルを接続した状態で保管いただいている場合、自然放電の速度が速くなりますため、外した状態でも同様の放電速度となってしまうかどうかをご確認いただけますでしょうか。
※Lightning端子の仕様となり、純正のケーブルでも発生致しますことをご了承くださいませ。”

本体にケーブルを挿したまま放置はしていなかったので本体の不具合は確実なのだ。

ここで新たな情報としてLightningケーブルが放電の原因になるという新たな情報を得ることができた(同製品を使っている読者さんも注意!)。

さて、いざ不具合製品の交換へと手続きが進んだ時に問題が発生した。

購入履歴を確認できるレシートが必要とのこと。

いつもレシートや保証証は元箱に入れて保管しているのだが、なぜか元箱が見つからない!

そこで、購入した日を証明できるようKODAWARISANのレビュー記事を知らせるもそんなもんではダメだと‥w。

製品を購入した店舗に問い合わせるも、レシートの再発行はできないという八方塞がりになったのだ。

状況をAnkerのカスタマーサーポートへ連絡へすると、

“大変恐縮ではございますが、弊社ではサポートをさせていただくにあたりまして、ご購入履歴の確認をする必要がございます。”

さらに、

“大変心苦しい限りではございますが、弊社ではサポートをさせていただくにあたりまして、ご購入履歴の確認をする必要がございます。
ご購入の確認が取れませんと対応ができかねております。”

ということでサポート対応終了となった。

製品の不具合を認めるも交換に応じないとは??

そこで製造物責任(PL)法を調べてみると。

”製品の欠陥によって人の生命、身体又は財産に被害を被ったことを証明した場合に、被害者は製造業者等に対して損害賠償を求めることができるとする法律がある。”

今回、使用している製品は設計されている自然放電期間より早いという不具合があり、場合によっては過放電による被害を受ける可能性もあるのだ。

不具合の可能性があることが認められるのであれば、サポートマニュアルにない対応も必要だろう。

今の所、幸い同製品による被害は何もないが、安心できる製品を製造するメーカーの対応、その製造責任には少々疑問が残る結果となった。

これまで様々なAnker製品を使ってきた1ユーザーとしては誠に残念である。