iPhoneの開発は、大規模なデモ設備からはじまった

いまやポケットに入るiPhone も、初期のデモ設備の1つは非常に大規模なもので巨大なメインフレームコンピュータだったそうだ。

初代 iPhone 発表される2年ほど前、Appleの当時の幹部Tony Fadellが故 Steve Jobsから、最終的には携帯電話のタッチスクリーン技術につながる初期の巨大なデモ設備を見せられていたそうだ。【zdnet】

当時、Steve が試していたデモ設備は巨大なものであり、部屋いっぱいの大きさだったそうだ。天井にはプロジェクタが据え付けられており、Macの画面を、90ー120cm四方の大きさで投影するようになっていた。そしてMacの画面に触れることで、ものを動かしたり、何かを描いたりできるようになっていたようだ。
この施設にあった設備が2年後に初代のiPhone となったわけだ。2年間で、LCDタッチパネルの小型化、iOSのデザインなど大きなプロジェクトであるにもかかわらず、Appleでは超極秘で進められていたのだ。
だからこそ、iPhone 発表の場となったWWDCで見せた Steve の満面の笑顔があったのだ。

【関連記事】第4世代 iPhone の試作機が行方不明