MBP Retina 内蔵SSDを外付けドライブで使いたい

Vintage Computerは、MacBook Pro Retinaモデルの内蔵SSDを外付けドライブとして使えるRetina SSD用2.5インチ SATA/USB 3.0 外付けケースを発売した。

MacBook Pro Retinaモデルは、Apple Online Storeで注文する際、内蔵SSDを126GBから最大768GBまで4タイプ選択できる。ただし、追加価格も最大88,000円とかなり高価となる。そこで、MacBook Pro Retina 15インチ256GBモデルを別途購入したApple/ Samsung 512GB SSD for MBP Retina へとアップグレードし、Retina SSD用2.5インチ SATA/USB 3.0 外付けケースに内蔵されていたSSDを入れて使うことにした。
Apple Online Store 512GBモデルを選択すると44,000円の追加料金が必要、Apple/ Samsung 512GB SSD for MBP Retina は48,000円なので、ほぼ同等額で256GBの外付けドライブも手に入るという、かなりお得な選択なのだ。

Vintage Computerから届いたRetina SSD用2.5インチ SATA/USB 3.0 外付けケースには、SSDを取り付ける2.5インチ変換アダプタ基板とハウジングケース、USB 3.0変換ケーブルが入っていた。

MacBook Pro Retina 15インチモデルから取り外した256GB SSDは、Mini PCI-eという特殊なコネクタを採用している。現在発売されている製品で、適合するのはRetina SSD用2.5インチ SATA/USB 3.0 外付けケースしかないようだ。

SSDの取り扱いは、この時期特に静電気など注意が必要だが、取り付けは簡単で、SSDを2.5インチ変換アダプタソケットに差し込んで付属のビスで固定するだけだ。

SSDをセットしたケースは、2.5インチタイプのSSDと同じ形状になり、 MacBook Pro にも装着可能なデザインとなっている。 MacBook Pro ユーザなら内蔵ハードディスクと入れ替え、高速SSDを使うという選択も可能なのだ。

ハウジングケースはビスなどで固定するのではなく、はめ込み式なので簡単に内蔵ディスクと外付けディスクを使い分けることもできるのは便利だ。

USB 3.0(USB 2.0互換)接続ケーブルを接続して、 MacBook Pro iMacで使用してみたが、SATA 2対応ながらも高速なSSDのアクセスを体験すると、もう外付けハードディスクは使えなくなってしまった。
13インチMBPReモデルを480GB SSD へアップグレードできるOWC Mercury Aura Pro SSDシリーズなど製品が発売されているが、こだわりのあるMacユーザは、システム構成で「APPLE SSD SM512E 」と表示される純正のSAMSUNG製品を使いたいところだ。Vintage Computerでは、Apple純正 Samsung 768GB SSD/512GBモデルともに「在庫あり」で購入できる。