開発中のiPhone用OSは、なんとクリックホイールだった

”Much like the first production iPhone, the prototype features many of the same features including an aluminium chassis, multi-touch compatible screen, 2G connectivity and WiFi radios. 【sonnydickson】

現在、iPhone 7などで使われているiOSは、MacOSを元にタッチパネル搭載の携帯機器に最適化されたオペレーティングシステムで、Macのユーザインターフェースは全く異なるものだ。
iOSは、初代iPhoneが発売された当時、OS X iPhoneという名称だったが、2009年にはiPhone OSとなり、2010年リリースされたバージョンからは現在のiOSという名称になった。
基本的には、OS X iPhoneのころから操作や入力などユーザインタフェイスは変わっていないが、初代iPhoneが開発されていた時は、なんと当時の iPodで採用されていたクリックホイールもあったのだ。
クリックホイールは、齋藤憲彦が発明したスクロール用のタッチパッドと押しボタンが合わさった入力装置で、iPodには長く搭載されていた。

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初代 iPhone を故 Steve Jobsが発表した時、iPodにダイアルをつけたクリックホイール風のジョークを見せたのを思い出すが、あれが正にプロトタイプだったのだろう。

そう、
“I have a iPod、I have a Phone.
Unn… iPhone.”