Steve Jobs の「現実歪曲空間」はこうして生まれた

”空間をゆがめる能力者ジョブズ、怪傑ズバットのようにギターを抱えて登場する天才エンジニア「アラン・ケイ」など、Appleとそれに関わったエンジニアたちを描いたマンガスティーブズ(ビッグコミックス)【nlab】


故 Steve Jobs が監修したとされる伝記「Steve Jobs」、そのコミック版に続く、マンガ「スティーブズ」は、物語の軸となる人物や出来事、事件などを年表にしたものを基に入念に構成されている。

”小沢さんによれば、「ジョブズはApple IIの基板を禅の庭に見立て、ウォズニアクに部品の配置を指示した」のだそう。言われてみれば確かにApple IIではふたを開けると手前に配置された水晶発振子を池に見立て、奥に行くにしたがって部品の高さが高くなっており、拡張ボードのスロットが世界につながっているというわけです。Apple IIのふたを開けたとき、ジョブズの眼前には禅の庭が広がって見えていたのです。

Appleマニアも知る人が少ないであろう真実も描かれており、これまでの伝記やマンガとは異なる。ビッグコミックス連載中のマンガ「スティーブズ」、いよいよMacintoshプロジェクトが動き出し、あの伝説のCM「1984」へ。「スティーブズ」、これからの展開が楽しみだ。