iPadを楽しむためにデザインされたスタンド

Realizeが発売したManateeは、 機能とデザインが高い次元で両立したiPad 用スタンドなのだ。


Manateeは、昨年限定販売されたが、すぐに完売し、入手できなかった。しかし、メーカーの生産体制が整い、再び発売されたので購入してみた。

届いたManateeのパッケージは台形のホワイトで、Manateeの画像がプリントされており、見覚えのある iMacのパッケージのようなデザインである。

パッケージを開けると、内側はオフブラックでエアーパッキンでManateeが保護されているという凝った作りとなっている。

[1]とプリントされた部分を開き[2]を引き出すとManateeが取り出せるという仕様だ。これは、パッケージにかなりのゴダワリを感じる。

Manateeの高さは 700mm、高さ調節で最高1,030mmにもなり、最適なポジションでiPad Retina が使えるスタンドなのだ。

パッケージの中には、Manateeを購入したユーザへのメッセージが入っているという、Appleライクな心遣いもうれしい。

さっそく、iPad Retina をセットしてみた。まるで純正品であるかのように、デザインが iPad Retina にマッチしている。

Manateeの4つのコーナーが、iPad Retina を包み込むように、世界初の取り付け方法でしっかりと固定されている様子が分かる。iPad Retina を傾けても外れる心配は全くない。

Manateeは、柔らかなシリコンとステンレス製のスプリングフレームのハイブリッド構造でiPad Retina をホールドしている。もちろん、取り外しの際にiPad にキズなどつく心配もない。

Manateeの可動部分は、メイプルウッド製の大きなボールで、このボールがiPad の向きや回転を自由にしているのだ。そして、ボールとシリコンの摩擦で、好みの位置でピッタリと固定されるのだ。

Manateeの足にもコダワリを見つけた。画面の揺れを軽減するために、振動吸収ゲルが複数取り付けられていた。これにより、画面をタッチしたときの揺れが短時間で吸収される。

Manateeは、Smart Case に入れたままiPad Retina を固定することも可能だ。シリコンアームにはゆとりがあるので、少々分厚いケースでも問題なく固定できそうだ。また、メープルウッド製ボールは、購入時少々固めだが、数回グリグリ回すと、いい感じに馴染んでくれ、iPad を横向きにするもの容易だ。

Realizeでは、「iPad miniには使用できません。」と案内しているが、一応セットしてみた。Manateeの角度を変えなければ、使えなくもない。iPad Retina iPad miniで使用してみたが、旧モデルのiPad Surface RTなど他社のタブレットでも、高さ230mm-255mm、幅170mm-195mm、厚み30mmまでなら使用可能である。

Manateeは、ベットサイドで、くつろぎながらiPad Retina を楽しむためにデザインされたスタンドだが、デスクサイドに置いて、フル画面でパソコン作業しながら、メールチェックやインターネット散歩に使うという同時作業を叶えてくれるアイテムでもある。また、リビングでソファーの横にManateeを置いておくと、TVを見ながらちょっとインターネットで検索という使い方もできる。これまで、iPad は手にもって使うものだったが、Manateeを購入して、考え方が変わった。iPad はスタンドに固定して使った方が使いやすかったのだ。

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