3月 20 2018
発売から10年、歴代iPhoneのすべてわかる分解本
「初代iPhoneから、iPhone Xまで、機能の進化と歴史を完全収録。」
これまでありそうでなかった歴代iPhoneがすべてわかる分解本、iPhone10周年完全図鑑が発売されたので、早々に購入してみた。
iPhone10周年完全図鑑では、初代iPhoneからiPhone Xまで、すべてのモデルの分解写真と解説が書かれている。
”初代の白い部分がバッテリー。各部の接続にはまだ白いケーブルが使われていたり、絶縁のために茶色いカプトンテープが使われていたりして、実に古めかしい。ちなみにボディはアルミのプレスの板でできていた。【ei-publishing】
確かに初代iPhoneは分解バラしをしてみると銅線ケーブルやカプトンテープが目につく。当時の技術と部品で、このサイズに収めるにはこれ以上のものはなかっただろう。お世辞にも美しいデザインだとは言えない(外観ではなく、筐体の中のこと)。
”右のiPhone Xは驚くほど高度なテクノロジーで作られている。2分割して、L字型に配されたバッテリーは、実にユニークで、これはiPhone史上初めてのことだ。主だった集積回路はすべて、A11 BionicというSoCに集約されて、実に高度な処理をしているのに、とても小さい。【ei-publishing】
iPhone Xの分解バラしの画像を見ると、10年経つとその技術の進歩がめざましいというのが明らかにわかる。Apple製品は、外観だけではなく、その中身、見えないところのコダワリ、美しさも確実に進化している。
iPhone10周年完全図鑑は、一部の分解バラしマニアやAppleマニア向けに出版されたのかと思っていたが、iPhoneにはこれだけの歴史とコダワリがあったということを知ってもらいたい一般ユーザー向けの一冊でもある。
もちろん、マニアな読者さんは迷わずバイブルとして購入すべし。笑