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2008年04月30日

MBAの過発熱はサーマルペーストが原因

MacBook Air の冷却ファンが頻繁に回転するのは、過剰な量のサーマルペーストが原因のようだ。
極限まで薄く作られたMacBook Airは、新しくデザインされた低発熱のCore 2 Duoプロセッサのおかげで発熱量が少ないとされている。しかし、実際に使用してみると、プロセッサやグラフィックチップセットに負荷がかかるような処理をしてないにもかかわらず、冷却ファンが頻繁に回転する。Temperature Monitor で計測すると、Core 2 Duo の温度が70℃以上になっている。50℃前後での動作に戻るには冷却ファンもかなりの回転数で動作しなくてはならない。
さて、低発熱なのになぜ発熱しやすいのか。原因は、MacBook Pro の初期モデルで話題なった過剰な量のサーマルペーストなのか。気になったので、MacBook Air の放熱板の下をみてみたところ、やはりチップ上や周辺には過剰と思われる量のサーマルペーストがあった。

0430002.jpg試しに、塗布されていた量の半分程度を残し(画像参照)、残りは拭き取り動作をさせてみたところ、Temperature Monitor で計測された温度は60℃を超えることはなかった。もちろん、動作状況によっては70℃を超えるが、状況は明らかに違った。もちろん、大きな音をたてて冷却ファンが回る機会も少なくなったのだ。
発熱と冷却ファンの音に悩まされている MacBook Air には、おすすめしたい対策法だが、これはメーカー保証対象外となる改造なのだ。
静かで熱くないMacBook Air を使うかどうかは、自己責任でお決めください。

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サーマルペーストの塗り過ぎが原因か
MacBook Air 完全分解(バラし)

Posted by kodawarisan at 14:00
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