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2005年11月22日

アップルってパソコンの会社だったんだ

 「iPodはよく知ってる、しかし、Apple ってパソコンの会社だったんだ。」というインタビューを聞いて愕然とした。1980年代後半、マウスひとつで何でもできる可能性を秘めたパソコン、Macintosh (Mac) がAppleから発表された。 当時は超高価なパソコンであったが、その売れ行きは好調であった。その後、順調にシェアを拡大するかと思われたが、コンシューマ向けのPerformaシリーズを登場させた頃から、低価格モデルが逆にMac離れを起こすこととなった。そして、1990年代後半に iMac ( iMac G5 の先代モデル)が発表され、Appleは再びパソコンの新しい時代をリードすることとなったが、パソコン業界のトップへ上ることはなかった。しかし、Appleはこのままでは終わらなかった。今や音楽プレイヤーの代名詞となった iPod を登場させ、音楽プレイヤー業界のトップとなったのだ。
 そもそも、初代 iPod が誕生した頃、まだまだCDやMDなどの音楽プレーヤーが主流で、古くからのMacユーザ、いやいや、Macヲタクが興味とコレクションのために iPod を購入するだけだった。当初 Appleは、iPodが好調にシェアを拡大すれば、iMaciBook G4 などコンシュマーモデルのパソコンに興味を持ち、Windows からMacへSwitchしてくれると考えた。しかし、現実は違ったようだ。iPod のシェアが拡大するどころか、CDやMDなどの音楽プレーヤーに代わることがなかったのだ。だが、iTunesのWindows対応版がリリースされると状況は一変し、一気にシェアを拡大することなった。やはり、デザインがオシャレでカッコいい iPodは欲しいが、iPodを使うためだけに今あるWindowsパソコンをMacに買い替えるユーザはいなかったのだ。この話を聞いて、古くからのMacユーザ、いやいや、Macヲタクの中には「Macintoshの良さを知らずにiPodを使うな!」と叫びたい方も多いことだろう。iPodは、やはりMacのすばらしいインターフェイスがあってのものだから。


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 最新のiPodシリーズは、ムービーが再生できる iPodをはじめ、超スリムな iPod nano、コンパクトで手ごろな iPod shuffle などモノトーン色だ。しかし、昨年大ヒットとなった5色カラーのiPod miniがあったことを覚えているだろうか。このiPod mini こそが iPod人気の源となったなのだが、Appleはあっという間に市場から消滅させた。これがApple流なのかも知れないが、ユーザは本当にビックリさせられた。
 さて、来年早々の発表が噂されている iBook G4 の後継機種。Apple の歴史の中で初の Intel inside Mac となるノートパソコンの登場は、ユーザをあっと言わせてくれるに違いない。そして、より低価格でWindows OS の起動も可能となれば、これは今あるWindowsパソコンを手放す iPodユーザが増えるのは確実だ。
 あっ、表現が強気すぎるので、訂正。 iPodユーザさん、今あるWindowsパソコンは手放して新しい Mac を買いましょう。

Posted by kodawarisan at 10:58
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