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2008年10月18日

インテルからNVIDIAにスイッチで何がかわったのか

MacBook (Late 2008)シリーズに搭載されているGeFoece 9400Mは、AppleとNVIDIAが協力して開発したという新しいグラフィックス機能統合型チップセットだ。

これまで MacBookでは、Intel GM965 Expressの2チップ、ノースブリッジとサウスブリッジが使われていたが、今回のモデルからGeFoece 9400M の1チップ構成となった。

では、1チップ構成となったことで何が変わったのか。

その回答は、ロジックボード上でのチップ実装面積が小さくなって、性能も向上したのである。従来のMacBookモデルに比べて3Dの描画性能が約5倍にもアップしたということだ。

これまでの MacBookでは、CPUである Core 2 Duo からの信号をノースブリッジとサウスブリッジの2つのチップで処理していた。ノースブリッジはメモリーとサウスブリッジを制御し、さらにサウスブリッジは、シリアルATAやUSBバス、ネットワークなどを制御していた。すなわち、MacBookを制御する大部分は、ノースブリッジ経由のサウスブリッジが行うこととなっていた。しかし、今回のモデルからGeFoece 9400M が採用されたことで、サウスブリッジが行っていた処理もすべてGeFoece 9400M が1チップで行うことになったのだ。だから処理能力が向上し、チップ1つ減った分だけロジックボードの縮小化もできたのだ。
良いことばかりだけど、これにより従来のメモリカード (DDR2 533) が使えなくなった。MacBook (Late 2008) には、DDR3 1067 規格のメモリーカードが必要なので、これまでのMacBookから買い替え、メモリーをアップする場合には使えない。

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新製品番号と仕様一覧

MacBook (Late 2008)

MB402J/B MacBook 2.1GHz Core 2 Duo/13.3"/1G/120G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DVI
MB466J/A MacBook 2.0GHz Core 2 Duo/13.3"/2G/160G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DisplayPort
MB467J/A MacBook 2.4GHz Core 2 Duo/13.3"/2G/250G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DisplayPort

MacBook Pro (Late 2008)

MB470J/A MacBook Pro 2.4GHz Core 2 Duo/15.4"/2G/250G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DisplayPort
MB471J/A MacBook Pro 2.53GHz Core 2 Duo/15.4"/4G/320G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/Mini DisplayPort
MB766J/A MacBook Pro 2.5GHz Core 2 Duo/17"/4G/320G/8xSuperDrive DL/Gigabit/802.11n/BT/DVI

MacBook Air (Late 2008)

MB543J/A MacBook Air 1.6GHz Core 2 Duo/13.3"/2G/120G/802.11n/BT/Mini DisplayPort
MB940J/A MacBook Air 1.86GHz Core 2 Duo/13.3"/2G/128G SSD/802.11n/BT/Mini DisplayPort

Posted by kodawarisan at 09:55

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