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2007年12月10日

Apple、Steve 引退後は?

低迷期のAppleを救ったのは創始者の Steve ではなく、Jonathan だろう。【engadget.】
1997年、SteveがAppleの暫定CEOになり、インダストリアルデザイナーのJonathan が生み出した初代 iMacは、爆発的な人気となり、パソコン周辺機器はもちろんのこと、生活用品までスケルトンブームとなった。確かに、Steveのアイデアと経営力はすばらしいが、それを実現してくれるパートナーが Jonathan だった。Jonathan は、ユーザの想像を超えた魅力的なデザインの製品を次から次へとデザインしてきた。 iMacは、スケルトンの時代から、アームを持ったデザインとなり、そして、全く新しいパネルデザインへと進化していった。何れの世代のiMacも、これまでのデスクトップパソコンの常識を超えたものだった。
そしてノートパソコンで、世の中を、あっと驚かせたのは、シェル型の初代iBook だった。さらに、1インチの薄さで登場した PowerBook G4 も衝撃的なデザインだった。PowerBook G4 シリーズは、Intelプロセッサ搭載の MacBook Pro へ、iBook も同様に MacBook になった。
そして、忘れてはならないのは、iPod の存在だ。現在では、iPod classicが、初代のデザインを踏破したモデルだが、初代の iPod が発売されたとき、否定的な意見が多かった。しかし、iPod nano (3rd generation)iPod shuffleなど、発売日に即日完売となり、長い間入荷を待たなければならないほど大人気となったのだ。さらに、タッチスクリーン搭載の iPhoneやiPod touchへと進化していった。どの製品も、これまでにない、常識と想像を超えたデザイン、機能をもった魅力的な製品ばかりだ。
現在、魅力ある Apple製品は、まさに Jonathan の手によって創りだされているのだ。そして、将来、Steve が Apple を去ったとき、Appleを引き継ぐことができる人物は、やはり Jonathan なのだろう。

Posted by kodawarisan at 11:20
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