■　3.5型の大画面カラー液晶の操作パネルは、左から右への流れるような一連の動きでカンタンに操作でき、プリントしたい写真が選びやすいのが特徴。
■　インクは、基本の4色に、ライトシアン、ライトマゼンダを追加した6色インクは、素肌の色を自然に、キレイに表現する。また、エプソン独自のインク技術によって開発された染料インク「つよインク200」は耐光性50年、耐オゾン性25年。色あせの原因である光や空気中のオゾンから、写真プリントを守り、アルバム保存で、200年もキレイが続くので、写真プリントを安心して残すことができるそうだ。200年先まで生きられないので確認はできないが、安心ということだ。
■　4種類のカードスロットを装備して、20タイプのメモリカードに対応。国内ほとんどのデジカメ、カメラ付きケータイのメモリカードに対応している。
■　動画撮影が可能なデジカメなどで撮った動画を、パソコンなしで再生、そしてプリントできる。動画フォーマットは、AVI、MOV、MPGに対応している。
■　メモリカードを取り出さなくても、カメラ付きケータイからピッ！と操作するだけで、ワイヤレスでカンタンに写真をプリントできる。
■　Bluetoothに対応したケータイやiMac や MacBook、MacBook Pro などから、カラリオに差し込んだBluetoothユニット（オプション）経由でワイヤレスプリントができる。
■　1200dpiのCIS方式のスキャナを搭載で、カラーコピー機としての機能も十分だ。
■　印刷解像度は、5,760×1,440dpi、印刷スピードはL判で22秒と高速だ。

最近のプリンターは、性能と価格が反比例している。数年前なら10万円以上の出費が必要だった印字性能が、2−3万円も出せば手に入る。さらに、パソコン接続して印刷するのがプリンターの機能だったが、最近のモデルは、パソコンを必要としない。マルチフォトカラリオにデジタルカメラや画像を記録したメモリを接続すると、搭載された大型の液晶画面を見ながら、逆光補正、トリミングなど様々な編集ができる。さらに、赤外線ポートやBluetoothにも対応して携帯電話やパソコンからワイヤレスで印刷も可能なのだ。コンパクトなボディーで多機能すぎるぐらい高性能なプリンターである。マルチフォトカラリオの機能でおもしろいのは、ナチュラルフェイス機能だ。人の顔を小顔・美白に補正することで、肉眼で見た状態に近づけることができる。顔の部分を少し縦長にすることで写真うつりが悪いという人も、自分の本来の顔が再現できるのだという。

これからの時期、年賀状印刷のためにプリンターを買い替えるユーザも多いと思う。このエプソンマルチフォトカラリオ PM-A840 は、性能と機能の面からはもちろんおすすめできるプリンターなのだが、もうひとつ、美しいピアノブラックが、新しい iMac のアルミとガラスの筐体にすごくよくマッチする。iMac ユーザには最もおすすめのプリンタだ。

＊ その2では、印字品質などについてレビューする予定だ。

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