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2008年02月18日

MBAの外は無駄なし,中身は無駄だらけ?

MacBook Air の外観は無駄がなくてスマート、中身は無駄ばかりって評価はいかがなものか。

Macユーザ、いや、Macファンはぜひとも日経BP社サイトの【MacBook Air分解その5】の記事を読んでもらいたい。

「日経エレクトロニクス分解班は,国内大手パソコン・メーカーの技術者複数名の協力を得て,再生が困難なところまでMacBook Airを解体してしてみた。」

MacBook Air のキーボードをバラしたのは初めてなので興味深い。キーボードバラすと、取り付けるビスは30本ほどあったようだ。
この事実に、

「全体のネジの本数は,うちの会社が作る場合と比べて数倍」(技術者の一人)と評価している。「私がこんな設計をしたら,社内で絶対通らないですよ」(技術者の一人)。「技術的にすごいと感じるところは一つもない。我々ならもっと安く作れる」(ある技術者)。「MacBook Airの内部構成は,設計の未熟さを表しているのだろうか。」

果たしてAppleの設計が未熟なのだろうか。Appleのデザインは、決して妥協を許さない。当然ことながら初期モデルには、コスト削減など考えられていない。KODAWARISANでは、Apple製品の初期モデルから末期モデルまでバラしを行いその違いを確認している。Appleのデザインは、製品の内部までこだわりがある。

「今回の分解結果から判断できるのは,Apple社はハードウエアの設計の出来映えや徹底的なコストダウンに,さほど気を遣っていないことである。」

明らかにこの技術者たちは実用性のみを追求したパソコンを設計している典型的な日本人技術者だ。いわゆる箱でしかない道具のパソコン。Appleの製品であるMacBook Air は単なるパソコンではない。MacBook Air は、その美しいデザインからもわかるように、ライフスタイルを楽しませてくれるツールなのだ。
Apple製品のバラしをして、内部デザインを評価するには、もう少し人選をした方が良いのではないだろうか。

Posted by kodawarisan at 21:11
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