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2008年01月05日
MacBook Dockの可能性
Appleが、MacBook シリーズ製品などポータブル型Macをドッキングできるデスクトップ型Macの特許を申請していた。【GIZMODO】
詳細は、公開された特許申請に記載されているが、要約すると過去にあった Macintosh PowerBook Duo Dock Plus にモニターが一体化された製品を想像すると良いだろう。
当時、Macintosh PowerBook Duo Dock Plusは、極めて小型で高性能なノート型コンピュータと、拡張性に富んだデスクトップ型コンピュータの、双方の長所を兼ね備えている製品として発売された。
Macintosh PowerBook Duo Dock Plusの特徴
・PowerLatchドッキング技術による簡単でワンタッチのドッキングを実現
・1.4MB Apple SuperDriveを内蔵
・1MB VRAMにより17"ディスプレイで32,768色、20"ディスプレイで256色をサポート
・Appleマルチスキャン20ディスプレイをはじめとするApple社製モニタ、およびVGA、SVGAを含む他社製モニタをサポート
・NuBus拡張スロットを2基装備
・内蔵ポートを10基装備
(外付けハードディスクドライブやCD-ROMドライブなど最大6台の装置をデイジーチェーン接続するためのSCSIポートを含む)
・内蔵のEthernet機能により高速なデータ転送が可能
・PowerBook Duo内蔵モデムを接続するためのパススルーポート
・PowerBook Duoを固定するための盗難防止キーと盗難防止ケーブル用スロット
公開された特許内容をみると、機能と構造はMacintosh PowerBook Duo Dock Plusを踏破したもので、なんら新しいことはない。Macintosh PowerBook Duo Dock Plusとの違いはモニターがあること。しかし、外部インターフェイスコネクターは、iMac をそのままデザインしているので装備されているが、内蔵されている光学ドライブなどはなく、ポータブル側のドライブを使うことになる。これでは、イラストどおりに、iMac サイズのドッキング可能なデスクトップ型Macに、MacBook Pro やMacBook は、サイズ的に不可能だろう。そなると、噂のスリムなMacBook を想像するが、これも、スリム化されたために光学ドライブは内蔵できないので使えない。そうなると、ドッキングできるデスクトップ型Macはサイズも大きくなり、お世辞にもスタイリッシュなデザインとはならないはずだ。
Macintosh PowerBook Duo Dock Plus は、「ドッキング技術により、PowerBook Duoを外出先や移動中に使用したい時には、イジェクトボタンを押すだけで簡単に取り出すせ、機能性に優れた操作環境が実現できる。このMacintosh PowerBook Duo Dock Plusを使用することにより、デスクトップ型Macintoshの機能とシステムの資産の活用が実現できる。」ということだったが、当時はとても高価であったことと、ユーザが想像したほど便利な製品ではなかったことから、その製品は短命となった。
さて、iMac サイズのMacBook Dockは、製品化されるだろうか。その可能性は低いだろう。
Posted by kodawarisan at 06:15
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