« AirPort Extreme Base Station with 802.11n Firmware 7.1 リリース | Main | アップル、Leopardのリリースを延期 »

2007年04月11日

最も安価な Mac だからできること

Apple Store(Japan)
アップルは、Apple TVを「Apple TVを使えば、iTunesライブラリに登録されているビデオ、音楽、Podcastやデジカメで撮影した写真や映画の予告編などをMacまたはWindows PCのどちらからでもワイヤレスで送信してハイビジョンテレビで楽しめます。」と広告している。これだけ読むと、iPodをテレビにつなげばワイヤレス送信ができないくらいで、その他は同じことができるじゃないかと思う。さらに、「映画の予告編」と書かれているが、「予告」だけでは楽しめない。これは、今のところ国内での映画配信がないのでしょうがないことだが、Apple TVの購入を妨げている要因だ。これでは、Apple TVは、まったくつまらないもの、購入するほどでないと考えてしまう。
しかし、漢のMacユーザさんは、ちょっと待った!
本当にApple TV は、これだけしか使えないつまらない製品なのか。
ここからは、メーカー保証の対象とならない話となる。まずは、Apple TV をバラしてみることから始める。今回、KODAWARISANでは、Apple TVのバラしは行わなかったので、笠原一輝のユビキタス情報局を参考にすると良いだろう。Apple TVのバラしはそう難しい作業ではない。バラしの目的はハードディスクの取り出しにある。ハードディスクは裏蓋に固定されているので作業は簡単に終わる。記事の中で「採用されているコンポーネントの原価を考えるとお買い得な価格設定」とある。Appleは、AppleTVで利益を出す考えはなく、コンテンツを販売することで利益を出すというビジネスモデルを想定しているのだそうだ。すなわち、Mac mini より安価なApple TV は、Macとしてお買い得モデルなのだ。
さてさて、このお得なApple TVでいったい何ができるのか、バラして取り出したハードディスクに他のMacから最小のMac OS X Tigerをインストールしよう。そして、Hackint0sh のフォーラムで公開されているカーネルを使うことで、なんとMac OS X Tiger が起動するのだ。これは感動ものですよ。メインメモリ256MBでいったい何ができるのかとご不満のある方は迷わずMac miniを買えば良い。
ここ数年、Mac ユーザをウォ〜!とうならせるようなハッキングできるMacがなかっただけに、このApple TVは面白い。今後、Apple TVユーザによる様々な展開が楽しみだ。
だからこそ、Apple TVっていったい何ができるのだろうと考えているMacユーザは、ぜひともこの機会に購入しよう。なぜなら、次のモデルではこのようなハッキングはできないようになっていることが予想されるからだ。

Posted by kodawarisan at 12:00
Copyright KODAWARISAN
All rights reserved