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2006年05月02日

発熱はグリスの塗り過ぎ?

0502001.gifMacBookPro の発熱はCPU周りに塗布されたグリスが原因だという。【Jason@PowerPage】
一般的に CPU や GPU など発熱が大きいチップは冷却のためにヒートシンクが装着される。その際、チップセットとヒートシンクの間に熱伝導の良いグリスを塗布する。このグリスの成分はシリコーンで、蓄熱効果もあるペースト状のものだ。すなわち、シリコーンの性質上、過度に塗布すると熱伝導効果が下がり、蓄熱する効果が増すこととなる。
今回問題となっているのは、MacBookPro のサービスマニュアルに記載されたグリスの塗布量が 0.2-0.3cc と通常より多いということだ。グリスの最適塗布量を計算するにはチップが最も発熱した状態でヒートシンクへの熱伝導効果を計らなければならない。確かに指定された 0.2-0.3cc という量はチップの表面積から考えても多いような気がする。果たしてグリス量を減らすことでどれだけの効果があるのかはわからないが、MacBookPro の過度の発熱に悩んでいるユーザは、このグリスを削ぎ取ってみるのも良い。しかし、難易度の高いバラし作業とメーカー保証が受けられなくなることを覚悟しなければならない。

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MacBookPro のサービスマニュアルより抜粋

Posted by kodawarisan at 08:58
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