今から10年以上前のことだが、QuickTake 100 という Apple 製のデジタルカメラがあった。撮影画質は640×480ピクセルの解像度で、PICT形式のファイルを十数枚程度保存できるメモリを搭載していた。撮影後の画像をMacintoshに転送するには、シリアルケーブルを使い、カメラとコンピュータのプリンタポート、またはモデムポートに接続した。USB がまだなかった時代、当時としてはすばらしいインターフェイスを備えていたのだ。そして、後続機種の QuickTake 150と QuickTake 200 が次々に発表されたが、その後、デジカメ製品は姿を消した。そう、時代はまだ早かったのだ。
今週、米国で PhotoPlus Expo が開催される。Apple は公式に発表していないが、PhotoPlus Expoの会場内で最も大きなブース出展（No.338）を行うようだ。前日の19 日には Apple がSpecial Event を行い、新製品の発表を予定している。その招待状にはカメラのレンズ画像があり、新製品の中にデジカメがあるのではないかと予想するサイトもある。
現在、Apple Storeは、他社のデジカメを販売しているが、そろそろ Apple 製のデジカメがあっても良いのではないかと思う。
携帯電話は、デジカメが標準装備、音楽再生も可能な時代がやってきている。Apple 製のデジカメも良いが、フォトやムービーが再生できるようになった iPodに、せひともデジカメ機能を搭載して欲しいと願うユーザも多いことだろう。